僕は妹に恋をする

あらすじや設定を知ったときからとっても苦手だと思っており、なんでそんな映画に潤くんってば主演しちゃうのと鬱々としていたわけですが、それでも初日にいそいそと映画館へ行ってしまう悲しきファンです。というわけで私は設定自体がとても苦手で、鑑賞後も苦手なことは変わっていません。
冒頭は「潤くんてば体操着!ハーフパンツ!しかも膝すりむいてる!隣の栄倉さんとの膝下長さ比なんて気にしない!」「潤くんてば2段ベッド!しかも上!」「潤くんてば体操着のハーフパンツでふくらはぎ全開!」ととても楽しんでおったわけですが、開始15分、最初の接吻からどうも、やっぱり、ダメ・・・と。途中「この二人はただの同級生。」「この二人はただの同級生。」と自己暗示で乗り切ろうとしたんですけど、無理でした。

それからこの「頼」という男性の人格がね。「好きなら郁からキスして」と妹から接吻をさせたり(なんという他力本願の優柔不断)、理科室でキスをしてるのを同級生の女にみつかってそれを妹のことを好きな友達に相談したり(友達に接吻したこと自体言うなよ!自分の力で乗り越えていけよ!)、妹を忘れるために他の女の子と付き合ってみたり。ほんとにつまらん男です。あっ、頼なんて名前だからいけないのかな。依頼心が強すぎます。

あと、栄倉さんは顔も表情もかわいいんだけど、いかんせん背が高くて、腰の位置が高くて、肩幅が広すぎます。潤くんの相手役はやっぱり井上まおちゃんサイズが良いんじゃないかなーと延々思ってしまいました。最後、潤くんと交互におんぶをするシーンで、ああこのための配役かと思ったわけですが。潤くんをおんぶをするためにガタイのいい女の子なのか、と。あのシーンは栄倉さんをおんぶする潤くんの腰を心配してしまいました。

でも、潤くんが走ったり悩んだり膝をすりむいたりしているところは素敵なので、いつかテレビ放送があった暁には、いらないシーンをぶった切って潤くん素敵シーンだけを残したプロモーションクリップとして楽しもうと思います。